大型犬の病気

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大型犬の病気~症状と予防について
 
股関節形成不全

症状
腰を振るように歩く、足を痛がる、足を引きずる、 今までは平気だった運動や階段の上り下りを嫌がったり、寝ていて起き上がるの
を嫌うようになったりする症状が現れる。
また、走るときにうさぎ跳びのように後ろ足で同時に地面を蹴る、階段の昇り降りを嫌うなどの様子も見られるようになる。
生後一ヶ月~一歳くらいに発症するケースが多い。
子犬の時には関節に異常があっても症状は出にくいケースが多く、体重が増えてきて足に負担がかかってから痛みが出ることがある。
この病気は、股関節がうまく噛み合わずに骨盤の一部のくぼみが浅くなってしまい、それによって股関節がうまく噛み合わずに歩行障害が出るものである。


原因
股関節形成不全は、遺伝的要因での発症が強いと考えられているが、それだけが要素ではなく
肥満や激しい運動といった環境的(後天的)要因でも発症する。

予防と治療
予防としては、子犬のうちから食事管理を十分行い、肥満にならないように注意をする。
(子犬の成長に合わせたフードを与え、栄養の与えすぎに注意)
また、激しい運動もなるべく避け、大型犬の骨格が形成される2歳くらいまでは散歩や自由運動を行う。(持来運動、自転車での引き運動、フリスビーなどは行わないこと)

治療では、内科的治療と外科的治療があり、犬の年齢や体重、症状などよって治療方法を選択する。若齢で症状が軽い場合では、運動や食事の管理を行い、鎮痛剤や抗炎症剤などを長期に渡って投与することで、痛み(疼痛)を緩和し、関節炎の進行を抑える。
症状が重く、内科的治療による効果が期待できない場合では、外科手術を行う。


気をつけたい犬種
ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、ジャーマン・シェパード・ドッグなど
 
拡張型心筋症

症状
初期の段階では特に目立った症状ないが放置しておくとこの病気は進行し、肺水腫を生じ、咳や呼吸困難などが見られるようになる。不整脈を起こした場合には、ふらついたり、意識を失ったり、元気がなくなる、といった症状が見られ、最悪の場合には突然死することがある。

原因
拡張型心筋症は、加齢にともなって発症しやすくなるが原因は不明である。
心臓の中の心室が原因不明の拡張を起こし、その拡張によって心臓機能としてもっとも重要な
収縮運動ができないために、血液を排出するポンプの働きが弱ってしまう病気である。


予防と治療
特に予防方法がないためこの病気になりやすいとされる犬種を飼っている場合は、動物病院で定期に検診を受けておきたい。
治療法としては、利尿剤や強心剤、血管拡張剤、抗不静脈剤などを症状に合わせて投与。
また、犬を安静にさせるとともにL-カルニチンやタウリンを補って心機能の改善を目指すとともに、塩分を制限した食事を与えて心臓の負担を和らげる。


気をつけたい犬種
ラブラドールレトリバー、ニューファンドランド、ボクサー、アメリカン・コッカー・スパニエル、ダルメシアン、グレート・デーン、ドーベルマンなど

 
胃捻転

症状
腹部が膨らみ、嘔吐の症状を繰り返し行うが、吐くことができず呼吸がとても苦しそうになる。
(胃が痛いため、人が腹部を触診しようとするととても嫌がる)

原因
食事や水の大量摂取、食後の急激な運動などにより突然、胃が身体の中でねじれてしまうが要因と考えられている。

予防と治療
予防としては食事の回数を日に2〜3回分けることのより、1回の食事量を少なくする。
食後や水を多く飲んだ直後の運動を避けるようにする。
胃捻転を治療するには、まずショック症状の改善や全身状態の安定化を行うために輸液と薬物治療を行い、次に胃にチューブを入れて中のガスを出す。その後拡張だけなのか捻転を伴うのかを確認し、開腹手術によって胃を正常な状態に戻す。ただし発見が遅れると、治療が難しくなり手遅れになる可能性が高くなる。

気をつけたい犬種
ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、グレートデーン、コリー、ボルゾイ、
シェパードなど胸の深い犬種


 
前十字靭帯断裂

症状
靭帯の損傷であるが
急性断裂の場合は膝に体重がかけられないために後足をあげたまま歩いたり、少しだけ足を地面につけて歩くようになる。慢性化したものでは、足を引きずって歩いたり、立ったり座ったりの動作がつらそうな様子も見られる。また大型犬の場合には変形性骨関節症(DJD)を引き起こし、さらに症状が悪化することがある。
※前十字靭帯・・・大腿骨(ダイタイコツ)と頸骨(ケイコツ)の動きを調整している靭帯で、ひざの関節の前に十字状に交差している。

原因
犬の場合は、前足以上に後ろ足に負荷がかかるケースが多いが、
事故や激しい運動などによって瞬間的な圧力が加わることが、前十字靭帯断裂の原因となる。
また老化による靭帯の脆弱化や、肥満による膝関節への負担がその要因となる場合もある。
大型犬種では若齢での発症も見られる。

予防と治療
過度に激しい運動はできるだけ避けるとともに、食事管理に気をつけ肥満防止を心がける。
また、室内で飼育する場合、膝への負担がかかりやすいフローリングなどの床は、カーペットやマットなどを敷く。
保存療法は、安静、抗炎症薬の投与などにより、炎症が治まるのを待つ。外科療法では、靱帯の再建手術を行う。

気をつけたい犬種
ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、ニューファンドランド、シベリアンハスキー、セントバーナードなど











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